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北海道の世帯総数と平均世帯人員の将来推計

 全国よりも約10年早く、人口減少局面に入った北海道。国立社会保障・人口問題研究所の2023年推計では20年に522万5千人だった道の人口は50年に382万人となり、400万人を割り込むことが示された。今回の24年推計では、新たに世帯の数も規模も縮小することが明らかになった。

  • 2050年北海道世帯数推計201.5万 世帯人員は全国最低水準

 世帯数の減少は人口減よりも遅れて始まる。深刻なのは、人口減以上に消費の減少に直結することだ。特に住宅や自動車といった世帯単位で購入する耐久消費財の需要が落ち込む可能性がある。さらに、超高齢化が進めば、消費額を押し下げるとの指摘もある。

 そこで「頼みの綱」となるの…

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